【徹底比較】エレコム EX-G Mサイズとロジクール M750を使い比べた結果|フィット感・操作性・機能を検証

長時間のPC作業で「手が疲れる」「自分に合うマウスが見つからない」と悩んでいるビジネスパーソンは多いはず。
私もその一人で、エレコムのEX-Gシリーズが掲げる「握りの極み」というキャッチコピーに惹かれ、店頭で試した後に迷わず購入しました。

お店で握った感触はまさに完璧。「これで手の疲れから解放される!」と期待に胸を膨らませたのを覚えています。
しかし、結論から言うと——このEX-G Mサイズは「フィット感は最高でも、操作感は最悪」です。
実際に長期使用してみて分かったのは、「握りやすさ=使いやすさ」ではないという現実でした。

目次

【メリット】EX-Gの握り心地はまさに「握りの極み」

私がEX-Gを購入した最大の理由は、そのキャッチコピー通り「握りの極み」を体感できたこと。
家電量販店でさまざまなマウスを握り比べた中でも、EX-Gの丸みを帯びたエルゴノミクス形状は、手のひら全体を優しく包み込むような感覚で群を抜いていました。

特に、親指と薬指のフィット感は抜群。力を入れずに自然に握れるため、「長時間の作業もこれなら疲れない」と確信して購入。
表面のマットな質感も手触りが良く、汗や皮脂が目立ちにくい点も好印象です。
シンプルながらも洗練されたデザインで、デスク上の雰囲気を損ねないのも魅力の一つです。

【Mサイズの実測とおすすめユーザー】

私が選んだのはMサイズ。大きすぎず小さすぎない絶妙なバランスで、寸法は幅73.8mm × 奥行109.6mm × 高さ40.8mm
一般的なS〜Mサイズの手の方、あるいは**指先でつまむ「つまみ持ち」**の人に特に向いています。

また、EX-Gは「進む」「戻る」を含む5ボタン構造で、専用ソフト「マウスアシスタント」でカスタマイズ可能。
Bluetooth接続対応のため、USBポートを塞がずにすぐ使える点も便利です。

【デメリット】操作性に難あり? EX-Gを長期使用してわかった欠点

握った瞬間の感動とは裏腹に、長時間使ってみると操作のしづらさが浮き彫りになりました。
その原因は、EX-G独自の形状が指の自由度を奪ってしまうことにあります。

● 親指の位置が高く、サイドボタンが押しにくい

EX-Gの左側面は親指をしっかり支える構造ですが、そのせいで親指が「高い位置で固定」されます。
結果として、「進む」「戻る」ボタンを押す際に親指を一度持ち上げてから、下に押し込むような不自然な動作が必要に。
作業中に頻繁にショートカットを使う場面では、これが非常に煩わしく感じました。

● 指の置き場が限られて疲れる

親指・薬指・小指が固定されるため、指の位置を微調整できません。
結果として、特定の筋肉に負担が集中し、長時間の作業では疲労が蓄積していく感覚があります。

このように、静止状態では「完璧な握り」でも、実際の操作時には自由度が失われるのです。
EX-Gの設計思想は優れている一方で、ロジクールなどのマウスに慣れたユーザーにとっては違和感が大きいかもしれません。

【次期モデルに期待したい】高速スクロールと横スクロールの実装

EX-Gは静音性や5ボタン構造、Bluetooth対応など、基本性能は申し分ありません。
しかし、長時間の資料作成や表計算を行うビジネスユーザーとしては、**「高速スクロール機能」**の非搭載が惜しい点です。

ロジクールの「SmartWheel」のような慣性スクロールが加われば、長いExcelシートやウェブページの閲覧が格段に快適になるでしょう。
さらに、ホイール傾斜による横スクロール対応があれば、ワイドモニターでの作業効率も飛躍的に向上します。

【実用面での注意点】持ち運びにはやや不向き

EX-GはBlueLEDセンサーを採用しており、机の材質を選ばず安定した操作が可能。
単3電池1本で約400日も駆動するバッテリー性能も高評価です。

ただし、注意点はその高さと厚み
手のひらを包み込む形状ゆえ、一般的なフラットマウスよりもかさばるため、
オフィスと自宅を行き来するような人にとっては持ち運びにやや不便さを感じるかもしれません。

【総評】EX-G Mサイズは「フィット感◎ 操作性△」な人を選ぶマウス

長期使用を経ての結論は明確です。

フィット感は最高。しかし操作性は人を選ぶ。

EX-Gは「手の固定」を重視する設計であるため、操作の自由度や素早いボタン操作を求める人には不向きです。
しかし逆に、手首の動きを抑えてカーソルを動かしたい人、もしくはデザインと握り心地を重視する人にはベストな選択肢となります。

✅ EX-G Mサイズが「強く合う人」

  • 手のひらでしっかり握り込みたい人
  • サイドボタン操作をあまり使わない人
  • Bluetooth接続・5ボタン構成のシンプル機能で十分な人
  • 自宅・オフィス据え置きで使用する人

❌ 合わない可能性が高い人

  • サイドボタンを頻繁に使う人
  • スクロール操作を多用する人
  • ノートPCと一緒に持ち運ぶ人

🌟 EX-Gが合わなかった人におすすめ:ロジクール「Signature M750」

私自身、EX-Gの使いにくさを感じた後にたどり着いたのが、ロジクール Signature M750です。
このマウスの最大の魅力は、なんといっても操作性の良さ
EX-Gで感じていた「指の自由度の低さ」や「サイドボタンの押しにくさ」が見事に解消されています。

さらに、重量感とサイズのバランスも非常に良く、EX-G Mサイズを使っていた私の手にも自然に馴染みました。
軽すぎず、重すぎない絶妙な安定感があり、細かいカーソル操作からドラッグまでスムーズに行えます。

機能面でも、EX-Gの弱点をしっかり補完しています。

  • 横スクロール対応(SmartWheel搭載で高速・精密操作が可能)
  • Easy-Switch機能で最大3台接続可能(PC・タブレット間の切り替えが瞬時)
  • 静音クリック(夜間作業や会議中でも気兼ねなく操作できる)

これらの特徴が合わさることで、日常業務の操作効率が大幅に向上。
「手に馴染み、思い通りに動く」マウスを求める方には、M750が非常におすすめです。

長時間のPC作業でも手が疲れにくく、操作がストレスなく行えるマウスを探しているなら、ロジクール Signature M750 は間違いなく有力候補です。
一度使えば、「握りやすいだけのマウス」にはもう戻れません。

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