在宅ワークが定着し、私のデスク環境は長らく悩みを抱えていました。それは、**「配線の多さ」と「作業領域の狭さ」**です。
ノートPCをメインに使っているため、外部モニターに接続するだけで、映像用HDMI、充電用アダプタ、さらに周辺機器用のUSBハブ…と、デスク上がケーブルでごちゃごちゃになり、見た目も気分も最悪でした。
そこで目を付けたのが、USB Type-Cケーブル1本で映像出力・データ転送・充電がすべて完結する、このDell 27 Plus QHD USB-Cモニター – S2722DCです。
実際に数ヶ月使用してみて、デスク環境は劇的に改善しました。本記事では、このモニターの魅力と、実際に使ってわかった正直なメリット・デメリットを徹底的にレビューします。
Dell S2722DCの基本スペックと概要

まずは、S2722DCの主要なスペックを確認しましょう。
| 項目 | スペック詳細 |
| 画面サイズ | 27インチ |
| 解像度 | QHD(2560×1440) |
| パネル種類 | IPS(非光沢) |
| 色域 | sRGB 99% |
| リフレッシュレート | 75Hz |
| 接続ポート | HDMI 1.4、DisplayPort 1.2、USB Type-C (Alt Mode, PD 65W)、USB 3.2 Gen 1ダウンストリーム x 2 |
| 給電能力 | USB Type-C経由で最大65W |
| その他機能 | 高さ調整、回転(ピボット)、傾き調整、内蔵スピーカー(3W x 2) |
フルHDよりも広いQHD解像度、色再現性に優れたIPSパネルを搭載しており、事務作業はもちろん、簡単な画像編集にも十分対応できる性能を持っています。
【最重要機能】USB-C 1本接続の快適さを徹底レビュー

ドッキングステーション不要の解放感
S2722DCの最大の魅力は、やはり「USB Type-C接続」です。
ノートPCとモニターを付属のUSB-Cケーブル1本で接続するだけで、以下のすべてが実現します。
- 映像出力(2560×1440)
- データ通信(モニター側のUSBポートをハブとして利用可能)
- ノートPCへの充電(最大65W)
デスクからノートPCを持ち運ぶ際も、ケーブルを1本抜くだけで済みます。今まで必要だったACアダプタとHDMIケーブル、USBハブがすべて不要になったため、デスク上から完全にケーブルが消え、劇的にミニマルな環境へと変わりました。
65W給電はMacBookや薄型PCに最適
給電能力は最大65Wです。
これは、多くの薄型ノートPC(MacBook Air/Pro 13インチ、Dell XPS 13、ThinkPad Xシリーズなど)であれば、作業しながらフルスピードで充電できる能力です。私はMacBook Air M1を使用していますが、充電速度に不満を感じたことはありません。
高性能な大型ノートPC(例:15インチ以上のハイスペックモデル)の場合、給電が追いつかない可能性はありますが、多くの在宅ワークユーザーには十分すぎるパワーと言えます。
デザイン・設置性:ミニマルデスクに最適

ほぼフチなしのInfinityEdgeデザイン
S2722DCは、3辺フレームレスの「InfinityEdge」デザインを採用しています。ベゼル(画面のフチ)が極めて細いため、電源を入れると映像が浮き上がっているような没入感があり、見た目も非常にスタイリッシュです。
自由自在なスタンド調整機能
付属のスタンドは、機能性も抜群です。
- 高さ調整: 110mmの範囲で上下にスライド可能。
- 傾き(チルト): 上21°、下5°
- 回転(スイベル): 左右30°
- 縦画面(ピボット): 90°回転可能
特に、高さ調整とピボット機能は非常に重要です。適切な目線に合わせて作業できるため、長時間の作業でも肩や首が疲れにくく、縦長のドキュメントやWebサイトのチェックにはピボット機能が活躍します。
画質・使用感:QHDとIPSパネルの実力

QHDによる作業領域の広さ
解像度がフルHD(1920×1080)からQHD(2560×1440)に向上したことで、作業領域は約1.7倍に広がりました。
Webサイトや資料を横に2枚、または3枚並べて表示しても、文字が小さすぎることなく快適に作業できます。これは、多くのドキュメントやデータを取り扱う在宅ワーカーにとって、生産性を劇的に向上させるポイントです。
sRGB 99%対応の正確な色再現
IPSパネルとsRGB 99%の色域カバー率により、表示される色は非常に正確で鮮やかです。
趣味で写真を編集したり、ブログのアイキャッチ画像を作成したりする際も、期待通りの色で作業が進められます。視野角も広く、どの角度から見ても色が大きく変わらないため、家族や同僚と画面を覗き込む際にも便利です。
Dell S2722DCのメリットとデメリット
実際にS2722DCを長期間使用して感じた、正直な評価をまとめます。
Dell S2722DCのメリット
- USB-Cケーブル1本でデスクが整う:最も評価したい点。ドッキングステーション不要で配線が激減。
- 65W給電:多くのノートPCを充電しながら使用できる高い利便性。
- デザインと設置性:スタイリッシュなスリムベゼルと、自由自在な多機能スタンド。
- QHD解像度:作業効率が格段に上がる広大な作業領域。
Dell S2722DCのデメリット
- 内蔵スピーカーの音質は期待できない:3W x 2のステレオスピーカーは搭載されていますが、音質はあくまで「オマケ」程度。音楽や映画を楽しむには、外部スピーカーが必要です。
- ハイエンドPCの給電には力不足:高性能なゲーミングノートPCやクリエイター向けハイエンドPCの場合、給電が追いつかないため、PC本体の電源アダプタとの併用が必要です。
- 価格帯:同サイズ・同解像度のモニターの中では、USB-C機能が付いている分、少し高めの価格設定。
S2722DCはこんな人におすすめ!
デメリットを考慮しても、Dell S2722DCは非常に高い満足度を提供してくれるモニターです。
このモニターが真価を発揮するのは、以下のような方々です。
- ノートPCユーザー(特にMacBookユーザー):USB-Cケーブル1本化の恩恵を最も受けられます。
- デスク上の配線を減らしたいミニマリスト:ドッキングステーションを使用している人や複数の配線を排除したい方に最適です。
- 動画視聴や軽度な写真編集も行う人:sRGB 99%対応のIPSパネルで、色の正確さが確保されています。
まとめ:総合評価
Dell S2722DCは、「機能性」と「デザイン性」を高次元で両立させた、現代の在宅ワークに最適なモニターです。
特にデスク上の配線のストレスから解放されたいという方には、自信を持っておすすめできます。少し価格は張りますが、配線整理のためのハブ代や、作業効率向上によるメリットを考慮すれば、十分すぎる投資対効果があると言えるでしょう。


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