【関東で絶景キャンプ】土浦・サンガーデンキャンプフィールド宿泊記|夜景・朝焼け・癒しを満喫する高台のオートサイト体験

目次

■ はじめに

週末、ふと自然の中でリフレッシュしたくなり、茨城県土浦市にある「サンガーデンキャンプフィールド」へ行ってきました。

キャンプ場といえば、森の中や湖畔の静かなロケーションを思い浮かべる方が多いと思いますが、ここは少し違います。
筑波山の南側、標高の高い丘陵地にあるこのキャンプ場は、見晴らしの良さが評判の場所。実際に訪れてみると、口コミ以上に景色が素晴らしく、日常の喧騒を忘れられる時間を過ごすことができました。

10月中旬、1泊2日のオートキャンプ。
昼間は秋の爽やかな風が吹き抜け、夕方には街全体がオレンジ色に染まり、夜は街の明かりと星空のコントラストに心を奪われました。
そして翌朝、空がじんわりとオレンジ色に変わり始め、山の向こうから昇る朝日を眺めた瞬間は、思わず言葉を失うほどの美しさでした。

このコラムでは、私自身の体験をもとに、キャンプサイトの様子や設備、周辺の買い出し情報、過ごし方のポイントなどをまとめています。
これから訪れる方が「こんな感じなんだ」とリアルにイメージできるように、写真を入れるポイントも交えて紹介していきます。

⚫︎サイトの展望台からの景色

■サンガーデンキャンプフィールドとは

サンガーデンキャンプフィールドは、土浦北インターから車で約20分、土浦市の山の中腹から山頂にかけて広がるキャンプ場です。高台にあるため、どの区画からも見晴らしが良く、昼間は遠くの街並み、夜は街明かりと星空を楽しめるのが特徴です。

アクセスは少し山道を登る形になります。
キャンプ場直前の道は未舗装の砂利道が続き、ややデコボコしていますが、慎重に運転すれば問題なくたどり着けます。場内は全体的に砂利敷きで整備されているため、走行性は悪くありませんでした。

到着するとまず目に入るのは、手入れの行き届いた芝生と開放感のある空。

受付ではスタッフの方が笑顔で迎えてくださり、サイトの場所や注意点などを丁寧に説明してくれました。まだ比較的新しいキャンプ場ということもあり、施設全体がとても綺麗で整っており、受付周辺も清潔感があり、初めて訪れる方でも安心して利用できる印象でした。

また、ファミリー層からソロキャンパーまで幅広く利用されている印象でした。全体的な雰囲気としては、静かで落ち着いた時間が流れており、大人のキャンプにぴったりの場所です。

⚫︎受付・管理棟の外観

■ 絶景のロケーション体験

このキャンプ場の最大の魅力は、なんといっても「眺望の良さ」でした。
サイトに到着してまず目に飛び込んでくるのは、眼下に広がる街並みと、遠くまで続く空の景色。
まさに“天空のキャンプ場”という言葉がぴったりでした。

⚫︎日中の風景

夕方になると、山の向こうに沈む太陽が街をオレンジ色に染めていきます。
少しずつ影が伸び、街灯が点き始める時間帯は、一日の中でも特に印象的でした。
焚き火の準備をしながら、あたりの空気が静かに変わっていくのを感じていました。

夜になると、街の灯りがポツポツと輝き始め、星空とのコントラストがとても綺麗でした。
この日は少し雲が多い夜でしたが、雲が切れた瞬間に見えた星々がとても印象的で、思わず息をのむほどでした。
静かな夜に焚き火の音だけが響く時間は、まさに癒しそのものでした。

⚫︎夜景

そして、私が一番心を動かされたのが「朝日」です。
早朝、まだ空が薄暗い時間帯から少しずつ明るくなっていき、やがてオレンジ色の光が山の向こうから顔を出す瞬間。
その光がサイト全体を優しく包み込むように広がっていく様子は、言葉では言い尽くせません。
朝日が昇ると同時に、空気が少し温かくなるのを感じ、「今日も一日が始まるんだな」と自然と心が落ち着きました。

⚫︎朝焼けの風景

この景色を見て、「このキャンプ場を選んで本当に良かった」と心から思いました。
時間帯によってまったく違う表情を見せてくれるため、どの瞬間を切り取っても絵になる場所です。
カメラを構える手が止まらないほどで、昼・夕方・夜・早朝と、何度もシャッターを切っていました。

自然の静けさと、街の灯りが共存する不思議な空間。
非日常を味わいたい人には、まさに理想的なロケーションだと思います。

■ サイト紹介と設備の充実度

サイトは大きく「4つのエリア」に分かれており、それぞれに個性があります。
最も人気が高いのは、開放感と眺望が際立つ「①絶景パノラマ区画オートサイト(約110㎡)」でした。

① 絶景パノラマ区画オートサイト(約110㎡)

一番人気のエリアで、正面には土浦の街並みと遠くの山々が広がる抜群のロケーション。
特に夕暮れ時の光景は圧巻で、太陽が沈むにつれて空がオレンジから紫に変わり、街の灯りが一つずつ点いていく様子を間近に感じらるでしょう。
区画も広く、車を横付けしても十分なスペースがあり、ソロ・ファミリーのどちらでも快適に過ごせる印象でした。

⚫︎絶景パノラマ区画オートサイト


② 絶景パノラマ上段オートサイト(約110㎡)

最も標高が高い場所に位置するサイトで、両脇を木々に囲まれた落ち着いた空間でした。
視界はやや限定的ですが、木々が風をやわらげてくれるため、風の強い日でも安心して焚き火を楽しめました。
また、木々の隙間から見える夜景や朝焼けが幻想的で、上段ならではの特別感があります。

⚫︎上段サイトの雰囲気(木々に囲まれたエリア)


③ 絶景パノラマ中段オートサイト(約100㎡)

中段は、開放感と見晴らしのバランスが最も取れたエリアです。
中段からは、空の広がりを感じる心地よい景観が楽しめます。

⚫︎中段サイトの雰囲気


④ 絶景パノラマ下段サイト(約81㎡)

最も低い位置にあるサイトですが、見晴らしの良さは問題ありません。
空の抜け感があり、静かで落ち着いた雰囲気が魅力です。
ファミリーやゆったり過ごしたい人におすすめで、プライベート感も程よく保たれています。

⚫︎下段サイトの雰囲気


設備面も非常に整っており、トイレ・炊事場・シャワーが新しく、どれも清潔でした。
シャワーは5分200円で、温度も十分。洗い場ではお湯も出るので、寒い時期でも快適に利用できます。
薪や炭の燃えかすは専用の灰捨て場に捨てられ、場内もとても整理されています。

薪は1束1,000円ほどで販売されており、受付ではビンビールやキャンドル、オリジナルグッズなども販売されていました。
また、電波はやや弱めでWi-Fi環境はありませんでしたが、その分「デジタルデトックス」に最適な環境でした。

⚫︎炊事場/シャワー設備の写真/トイレ

■アクセスと買い出し情報

サンガーデンキャンプフィールドは、茨城県土浦市の山の山頂付近に位置しています。
土浦北ICからは車で約20分ほど、都内からでも1時間半程度で到着できる距離感でした。
「週末に少し自然の中で過ごしたい」と思い立ったときにも、無理なく行けるアクセスの良さが魅力です。

ナビを設定して進むと、キャンプ場の手前からは山道に入ります。
道はややくねくねしていますが、舗装自体はしっかりしていて走行しづらさは感じませんでした。
ただし、キャンプ場直前のアクセス路は未舗装の砂利道が続くため、車高が低い車の方は少し注意が必要です。
キャンプ場内は全体的に砂利道ですが、こちらは整備されており問題なく走行できました。


● 買い出しポイント

今回のキャンプは10月中旬の1泊2日。
東京方面から向かったので、途中で食材や備品を買い出ししてから現地へ向かいました。

キャンプ場から約30分ほどの場所に、コーナン・ダイソー・カスミが並ぶ商業施設があります。
ここでは炭や紙皿、調理器具などの消耗品をまとめて購入できて便利でした。
ただ、カスミはお肉や生鮮食品の品揃えがやや少なく感じたため、
近く(車で5分ほど)のタイヨー土浦店で追加の食材を購入しました。
タイヨーは価格が全体的に安く、肉や野菜の鮮度も良かったです。

結果的に、

  • 日用品・備品は「コーナン」
  • 食材は「タイヨー」
    で分けて購入するのが最もスムーズでした。

● 現地での販売情報

キャンプ場内でも、薪(約1,000円)やビンビール、キャンドル、オリジナルTシャツなどが販売されていました。
ただし、炭の販売は確認できませんでしたので、事前に購入しておくのがおすすめです。

また、ゴミは基本的に各自持ち帰り制です。
薪や炭の燃えかすについては、場内に専用の穴が設けられており、その場で処理できます。
この点はとても便利でした。

アクセスと買い出しを含めると、
サンガーデンキャンプフィールドは「ロケーションの良さ」と「必要最低限の利便性」がしっかり両立している印象でした。
準備をきちんとしていけば、快適に過ごせる環境が整っています。

■過ごし方と癒しの時間

買い出しを終え、いよいよキャンプ場へ。
受付を済ませてサイトに向かうと、そこには広々とした空と風の音だけの世界が広がっていました。

チェックイン後、テントを設営して落ち着いた頃には、風が心地よく吹き抜けていました。
日中は、鳥のさえずりと風の音だけが聞こえる静かな環境。
焚き火の準備をしながら、時間がゆっくり流れていくのを感じました。

⚫︎設営後のテント(上段サイト)


● 夕暮れの時間

サンガーデンの魅力は、何といっても夕暮れ時の光景です。
太陽が沈むにつれて空がオレンジから紫に変わり、眼下の街の灯りが一つ、また一つと点き始めます。

この時間帯は、テントに明かりを灯すのを少し待って、自然のグラデーションを楽しむのがおすすめ。
焚き火の火が暗闇に映える頃には、周囲がしんと静まり、日常を忘れるほどの没入感がありました。

⚫︎夕暮れ時(上段サイト)


● 夜の時間の過ごし方

夜は気温がぐっと下がるため、防寒対策は必須です。

焚き火と星を眺めながらゆっくり過ごす時間は贅沢でした。
虫の音や木々の揺れる音が心地よく、気づけばあっという間に夜が更けていました。

⚫︎焚き火/ステーキ/ビールの写真


● 朝の景色と静寂

翌朝、5時頃に目を覚ますと、テントの外はほんのり明るく、霞ヶ浦の向こうから太陽がゆっくり昇ってきていました。
冷えた空気の中で飲むコーヒーの香りが格別で、「この時間のために来てよかった」と心から思える瞬間でした。

■ 予約・注意点・持ち物アドバイス

● 人気区画は「❶絶景パノラマ区画」がダントツ

サンガーデンキャンプフィールドはオープン以来人気が高く、特に❶絶景パノラマ区画は毎回早い段階で満席になります。
予約は「利用日の1ヶ月前の0時」から開始されるため、希望日がある場合はその時間を狙うのがコツです。

私が訪れたときも、❶区画はすぐに埋まってしまい、今回は❷上段サイトを選びました。
結果的に、木々に囲まれた静かな環境と、風をやわらげてくれる安心感があり、とても快適に過ごせました。
木々の間から見える夜景も印象的で、上段ならではの良さを感じました。


● サイト別の特徴まとめ

サイト名広さ特徴
❶ 絶景パノラマ区画オートサイト約110㎡一番人気。開放感が圧倒的で夕焼け・夜景が絶景。広々使える。
❷ 絶景パノラマ上段オートサイト約110㎡標高が最も高く、両脇が木々に囲まれてプライベート感あり。風に強い。
❸ 絶景パノラマ中段オートサイト約100㎡見晴らしと静けさのバランスが取れた人気エリア。
❹ 絶景パノラマ下段サイト約81㎡若干低いが眺望も良く、落ち着いた時間を過ごせる。

📸 ここに画像を入れる:各段のサイトを俯瞰した写真


● 注意点と持ち物アドバイス

・地面が砂利のため、厚めのグランドシートやマットを二重に敷くと快適でした。
・10月中旬は蚊は少なかったですが、カメムシや羽アリが目立ったため、虫対策スプレーは持参したほうが安心です。
・夜は冷え込みが強いため、防寒着は必須です。
・ゴミは基本持ち帰り制。分別用の袋を事前に用意しておくと便利です。


● 管理人さんの人柄

到着時の受付対応がとても丁寧で、印象的でした。
説明も分かりやすく、気軽に声をかけてくださるなど、温かみのある対応が印象的でした。
翌朝も一組一組に声をかけてくださり、温かい雰囲気に心が和みました。

こうした温かみのある管理体制も、サンガーデンの人気を支える理由の一つだと思います。

■まとめ|土浦で味わう絶景と癒し。サンガーデンキャンプフィールドは関東の隠れた名スポット

今回のキャンプを通して感じたのは、**「絶景×癒し×清潔感」**の三拍子がそろったキャンプ場ということでした。
土浦市というアクセスしやすい立地ながら、ここまで開放的で美しい眺望が楽しめる場所は、関東でもそう多くありません。

特に印象に残ったのは、
・夕焼けに染まる街並み
・焚き火の炎と夜景のコントラスト
・朝焼けのオレンジが山肌を照らす瞬間

それぞれの時間に、まったく違う表情を見せてくれるのがサンガーデンキャンプフィールドの魅力でした。


● どんな人におすすめ?

絶景を楽しみたいカップル・夫婦キャンパー
静かに過ごしたいソロキャンパー
設備の清潔さを重視するキャンプ初心者

自然の中でリフレッシュしつつ、快適に過ごしたい人にとって、まさに理想的なロケーションです。


● 今後また訪れたい理由

個人的には、季節を変えてもう一度訪れたいと思いました。
春や秋には澄んだ空気と満天の星空、夏には木陰の涼しさを楽しめそうです。
「また来たい」と思えるキャンプ場に出会えたのは、本当に久しぶりでした。

■最後に

キャンプをしていて感じるのは、自然と向き合う時間が、心の整理にもつながるということ。
焚き火の火を見つめ、朝日を浴びてコーヒーを飲む——
そんなシンプルな瞬間にこそ、何よりの癒しがあると感じました。

サンガーデンキャンプフィールドは、
「また頑張ろう」と思えるエネルギーをくれる場所でした。

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